沖縄県北部酒造組合結成50周年記念スタンプラリー
http://ameniji.ti-da.net/e2159518.html
とても行きたかった酒造所のうちの一つ、
名護市大中の
住宅街にある
津嘉山(つかやま)酒造所に
行ってきました。

道路から見た津嘉山酒造所です。大きな普通のお屋敷にしか見えません。

スタンプラリーのポスターが玄関に貼っていないと酒造所とは気づけなかったです。
行った日が
ちょうど
月に2、3回しかない
仕込みの日でした。


麹棚から麹をタンクに移す作業をしています。3人で人海戦術です。

米麹は
ザルに入れて運びます。
とても
手がかかっているのです。
せっかく、津嘉山酒造所まで来たので、
津嘉山酒造所でしか買えない銘柄
「六諭」
を買いました。

2号瓶にしては珍しく、原酒に近い度数の43度です。一本、1000円です。

津嘉山酒造所の代表銘柄は「国華」(こっか)です。
ちなみに、このラベル、津嘉山酒造所のパソコンプリンターで印刷した
とっても手作りラベルなのです
さて、
六諭とはどういう意味なのか調べてみたところ、
石垣市議、中山義隆さんのブログがとてもまとまっていたので
以下に引用します。
以下、石垣市議、中山義隆さんのブログより引用します。
http://blog.goyah.net/yoshitaka/26230-msg.html
>>>引用開始
正確には「六諭衍義(りくゆえんぎ)」と言います。
「六諭衍義」は約300年前、
那覇久米村生まれの程順則(ていじゅんそく)という人が
中国へ留学した際に持ち帰った書物のことで、
「人が人として守るべき6つの教え(六諭)」が書かれており、
後に八代将軍徳川吉宗に献上され、
江戸時代全国の寺子屋で教科書として使用されたそうです。
程順則は、琉球初の学校「明倫堂」を設立するなど、
琉球の教育に尽力しました。
66歳のときには名護の総地頭の職に就き、
その功績が高く評価され「名護聖人」と呼ばれています。
「六諭衍義」
考順父母(父母に考順なれ)...父母に感謝し、孝行しなさい。
尊敬長上(長上を尊敬せよ)...目上の人を尊敬し、礼儀正しくしなさい。
和睦郷里(郷里を和睦せよ)...ふるさとを愛し、助け合って生きなさい。
教訓子孫(子孫を教訓せよ)...子供に愛情を注ぎ、教え導きなさい。
各安生理(各々の生理に安んぜよ)...自分の境遇を受け入れ、努力しなさい。
毋作非為(非為をなすなかれ)...悪いことをせず、善行をしなさい。
参考:「琉球人物伝」(琉球文化アーカイブス)、
「市民のための六諭衍義、六諭のこころ」(名護市教育委員会)ほか
>>>引用終了
津嘉山酒造所の建物は
登録有形文化財
に指定されている由緒ある建物なのですが、
なにぶん、零細な酒造所なので
お金がなく、
屋根は崩れたり、
ともかく、次の台風まで持つか?
という感じの建物なのです。

屋根が崩れています。またガジュマルが屋根の上に生えているところもあるとのことです。
「六諭」の売り上げの一部が
津嘉山酒造所の補修に使われるとのことです。
敷地内にはとてもステキな庭園もあり、

琉球の形を模したとてもステキな庭園。
よくここで
グラビア撮影
も行われるようです。
(先日はヌード撮影も行われたとのこと)
とても雰囲気あるいいところなので
もっともっとイベントとか
撮影会とか
盛り上がって欲しい酒造所です。
(資)津嘉山酒造
住所:沖縄県名護市大中1-14-6
電話:0980-52-2070